熱乃湯

2015年

湯畑と熱乃湯
熱乃湯の湯もみ会場

Overview|概要

熱乃湯は、高温の温泉を冷ます草津伝統の「湯もみ」を観覧できる施設です。長く親しまれてきた旧建物の構成や記憶を受け継ぎながら、現代の技術を取り入れて再生しました。舞台と客席の一体感、塔屋から差し込む光が、明るく開放的な空間をつくっています。

湯畑側から見た熱乃湯

Story|プロジェクトの背景

草津観光の目玉として親しまれてきた熱乃湯は、老朽化が進み、耐震改修が難しかったため、建て替えることになりました。
旧建物の材料を一部再利用し、全体の構成や雰囲気を継承することで、建物の記憶を残しながら現代の施設として再生しています。
舞台と客席は従来の向きから90度回転させ、間口を湯畑へ向けました。周囲の建物と向きをそろえることで、通りを歩く人にも熱乃湯の雰囲気が伝わる、町に開かれた建物としています。
中央の塔屋は、かつての共同浴場「鷲乃湯」をイメージしてデザインしました。塔屋から舞台へ光を導き、明るく開放的な空間を生み出しています。

上階から見た熱乃湯の湯もみ舞台

Experience|訪れる方へ

熱乃湯を訪れたら、草津節に合わせて行われる湯もみの実演と、会場全体に生まれる一体感をお楽しみください。
舞台と客席の高さをほぼ同じにすることで、演者と観客の視線がそろい、湯もみの動きや音、熱気を間近に感じられます。建物中央から降り注ぐ光や、旧建物から受け継がれた材料にもぜひご注目ください。

Project Data

プロジェクト名
熱乃湯
竣工年
2015年
所在地
群馬県草津町
用途
演芸場
敷地面積
555.48㎡
延床面積
352.36㎡
階数
地上2階
業務範囲
基本設計、実施設計、工事監理
担当者
K計画事務所 北山孝二郎、徳永悠二
総合プロデュース
北山創造研究所
掲載紙
新建築2016年9月号
受賞
平成29年度都市景観大賞 大賞/第43回(2017年)東京建築賞 会長賞