2013年、群馬県草津町の湯畑前に、共同浴場「御座之湯」が再建されました。4月18日に竣工式が行われ、プレオープン期間を経て、4月25日にグランドオープンしました。
御座之湯は、江戸時代から明治時代にかけて湯治場として親しまれていた共同浴場で、源頼朝が入浴したという伝説も残されています。今回の再建では、明治期の草津温泉に見られた建物の佇まいを手がかりにしながら、現在の温泉街にふさわしい施設として計画しました。
建物は木造2階建てで、延べ床面積は約730平方メートル。浴場には石とヒノキの2種類の浴槽を設け、湯畑源泉と万代源泉、2種類の源泉かけ流しを楽しむことができます。
また、入浴後に浴衣へ着替え、畳敷きの広間でゆっくりと過ごす「湯治体験」ができることも特徴のひとつです。
設計では、単に昔の建物を再現するのではなく、草津の伝統的な建築の特徴を読み取りながら、現代の構法で再構成しています。湯畑側には大きく開いた空間を設け、温泉街の景観や人の流れと自然につながることを大切にしました。

御座之湯ホームページ http://gozanoyu.com/